ハードパンはなぜ準強力粉を使うのか?
【なぜハードパンは準強力粉を使うのか?】
9月4日、5日は、2日間かけて、オンライン
サロン内で、低温長時間発酵のパンを作りました。
初めてハードパンにチャレンジされた方も多かった
ですが、このとおり!
素晴らしい写真が沢山送られてきました。
新しいことを学ぶと、世界がグッと広がった気がしますね。
みなさんの感動が伝わってきて、私も本当に嬉しかったです。
さらにカンパーニュのオンライン講座に進んで下さった
方もお二人ありました。
今回は「ハード系のなぜ?」を中心に解説をしましたが、
一つだけ。
「なぜハードパンは準強力粉なのか」
についてこちらでもお話しますね。
強力粉と準強力粉の違い、それはたんぱく質の量です。
一般的には
強力粉 11.5~12.5%
準強力粉 9~11.5%
となります。
違うのはほんの1~2%、と思われるかもしれないですが
これが大きく影響します。
●タンパク質の多い強力粉でしっかりこねると、
グルテンの網目が強く細かく作られ、ガスを包み込み、
ふんわり仕上がります。
みかんのネットみたいに、細かい網目状態が作られます。
●一方準強力粉でこねると、たんぱく質が少ないため
あまりこねることができません。
結果、グルテンの網目が弱く粗く作られ、隙間だらけの
グルテン膜になります。
メロンやスイカのネットのように、粗い網目状態です。
しかし、この「粗い網目を作ること」が、ハードパン
の気泡につながる理由の一つになります。
大きな粗い網目をつくるために、強力粉より
準強力粉が向いている・・という訳です。
では、なぜ粗い網目か、というと・・
長くなりますので、この続きを聞きたい方は、
ゆみパン劇場オンラインサロンへどうぞ!
アーカイブで視聴できます。