シュトーレンが日持ちするのはなぜ?
【シュトーレンが日持ちするのは何故?】
少し前、都内のアートフェスタで販売された
3,000個のマフィンが、食中毒で回収される
という衝撃的なニュースがありました。
販売の5日前に、いも、くり、バナナなどを
入れて焼いたマフィンを、18度の環境保存
していたのが原因のようです。
他人ごととは思えず、くれぐれも私も気を
付けなくては、、と襟を正したところです。
・・ところでシュトーレンは、なぜ日持ち
するのでしょう?
カビの生える条件は、水分、栄養、温度、酸素
がそろうと発生します。
シュトーレンにはまず水分が25%以下と少なく、
バターと砂糖のコーティングのおかげで、空気を
通さない作りになっています。
そのため、カビがはえることはないんですね。
本場ドイツの伝統的なシュトーレンの製法
には規定があります。
①小麦粉に対してラム酒漬けドライフルーツが60%以上
②バターは30~50%以上
③水分は25%以下
④焼成時間が長く外皮の水分量を落としてあること
⑤砂糖を十分まぶしてあること
⑥焼き上げたあとも表面ラム酒を塗ること
今年のルプチボヌールのシュトーレンは
⑥以外は満たしていますのでご安心ください。
ただ・・今年は暖冬になりそうなので
温度だけは気を付けてくださいね。
とくに、カットしたら野菜室で保管
するなどして、徹底して頂けたらと思います。
安心して美味しいシュトーレンを食べましょう!