クープが開くときの条件は?
3月末に、ウインナー教室がありました。
そこで一緒に作ったパンは「プティフランス」
オイルの入った、軽くて食べやすい
やわらかなフランスパンです。
いつもは苦労するクープも入れやすくて、
全員のクープがしっかり開きました。
ところで「クープ1年」
という言葉、聞いたことがありますか?
綺麗なクープを入れられるようになるには
職人でも1年かかるという意味です。
クープは一つのパンを作る時に、
一回しか練習のチャンスがないですから。
時間がかかるもの納得ですね。
今日はクープがきちんと開く条件を
確認しましょう!
①グルテンのある生地であること
②表面を張らせる成型をしていること
③生地が発酵し、適度に緩んでいること
④過発酵で生地がだれてないこと
⑤生地に適度な湿り気があること
⑥切れ味のよいナイフを使っていること
⑦深すぎず浅すぎず、生地を傷つけない
切り込みを入れていること
⑧焼成の環境が適切であること
上記がそろって、初めてクープが
開きます。
・・え、条件大すぎΣ(・□・;)
ですよね。
クープが開くかどうかの明暗は
生地作りの段階から、分かれ
はじめているということです。
難しいのも納得ですね。
しかしながら「クープ1年」です。
繰り返していくうちに
確実に上手になりますので、
頑張りましょう。