白神こだま酵母の誕生ものがたり

今日は白神こだま酵母の歴史を

振り返りたいと思います。




白神こだま酵母が最初に見つかったのは


1997年、小玉健吉博士によるものでした。



世界自然遺産指定地域からの土壌採取は


沢山の許可が必要で、困難を極めたそうですが、


1200箇所からの土壌を採取したそうです。






そこから500株酵母を取り出し、


発酵性のあるものを選び24株に絞られ、


その中から、ガスを発生するものを選び


4株となり、


最後は、保存性、増殖性のあるものを


選んだところ1株になったそうです。




・・下手すると、1株も残らない・・




なんてことが起こり得る可能性もあったので


「奇跡の酵母」・・と呼ばれています。


また発見した、小玉博士の名前から


「白神こだま酵母」と命名されたそうです!




パンとして使えるようになってからも


秋田県以外では使っていけないと規制が


ありました。



そこは、白神こだま酵母のパン作りの大塚せつ子



先生の並々ならぬ愛と熱意
で実現されました。




・・昨日のライブ配信では、誕生秘話を


詳しくお話ししています!



お時間あるとき、ぜひ見て下さいね。


https://youtu.be/TWiqr5W594w



参考文献は

『白神こだま酵母でパンを焼く』
大塚せつ子著/農文協



です。

詳しく知りたい方は、本をぜひ

読んでみてください。

【なぜ強力粉を使うのか】

あらたにパン作りを始めると

最初に買うのが強力粉。


でも、今まで薄力粉しか見たことなかったし、

なじみがなく戸惑う方もあると思います。


そもそもなぜ強力粉を使うのか、、

薄力粉と比較するといろんな違いがありますが、


一番のパンに影響する部分は。。


「薄力粉よりたんぱく質が多い」

ということです。



たんぱく質に水を加え、力を加えるとグルテン


が発生します。


ゴム状のその物質は、風船のゴムのように伸びて、


酵母が発生するガスをしっかり包み込み、ふっくらした

 

パンとなります。



薄力粉でもパンは作れますが、

膨らみが小さく、目の詰まった、もっちり感

がないパンになります。


そういった理由から「強力粉」なんですね!



ちなみに、私はいつも「はるゆたかブレンド」

使っています。


白神こだま酵母は、国産小麦と相性が良いし、

「はるゆたかブレンド」は手に入りやすく、

お家でも作りやすい粉だからです。


12日の夜のYouTubeライブでは、

さらに詳しく解説していますので、

お時間あるときにみて下さいね!



・なぜ強力粉を使うのか?


https://youtu.be/yyQeO4ttfzw

「パンの写真はこの2つを意識すると変わります」

あなたは、よくパンの写真は

撮影されますか?


もしかしたら、いつもSNSにアップ

されているかもしれませんね!


私は、写真を撮り続けてもう20年

近くになりますが、初期の頃に比べると

今は随分上達したと思います。


ちなみにこの写真。

2009年頃、HPに載せていたバターロール。




地味すぎますね・・・・・(^^;


その頃書いてたブログから持ってきましたが、

どの写真も、痛々しくて目も当てられません。

(黒歴史に興味がある方は、「そうだ!パンを焼こう」

を検索!)




そこから写真の勉強をしたり、

良い作品を真似したりしながら・・


徐々に上達して今のバターロール。





見た目は全然違いますが、

実はレシピはさほど変わっていません(;^_^A




写真が上手に見えるのは2つの要素があります。


★一つはライティング。

①必ず自然光の中で撮る。


②ななめ後ろからの逆光で撮って、立体感を出す


③強い光にはレースのカーテン


④蛍光灯は消して撮影




★もう一つは「画面構成」

まず、どんな雰囲気の写真にしたいか
テーマを決めます。その上で・・


①主役(パン)と脇役(小物)を決める


②3分割構図を使う
(中心からちょいとずらして〇の部分に
パンを置く)





③ななめのラインに配置する




イメージしにくい方は昨夜のyoutubeで

解説しています!

https://youtu.be/UHl1C4WzIgM


写真を撮るって、結構アートなんですよね!


私は絵を描くように、写真を撮っています。


楽しんでチャレンジしてください。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

パッツパツのバターロール


【パッツパツのバターロール】


あなたは、バターロールを

作ったことがありますか?


食パンにつぐ、人気のパンではありますが、

意外に難しく、


きれいに焼くにはコツがいります。



で、昨日は久しぶりに焼いたのがこれです(;^_^A

どうでしょう・・・

パッツパッツで避けてしまいました(;^_^A






こうなる原因っていくつかあります。


①そもそもレシピ内の水分量が少ない(今回はこれ)


②発酵不足


③巻きがきつい


④生地が乾燥しすぎた




③はよくあることです。

きれいに巻こうと、ぎゅっと芯をつくり

きっちり巻いて
しまうんですね。

すると、生地がきつすぎて裂けます。




②もいつものパンの調子でやると、

まだ発酵が早すぎる結果になります。

薄く延ばして巻いている分だけ、

発酵がかかる
と思って下さい。



4月には、この基本のバターロールを


品川教室で作ります。ふっくら、ふんわりを

目指しましょう!!




もう一品は・・・同じ生地をつかった

パン・・??を考えています。

初心者さん、大歓迎月間です!


次回にはメニュー、日程を出しますね。

酵母を多く入れて膨らませたいってあり?

【酵母を多く入れて早く膨らませたいってあり?】


Q「白神こだま酵母を多めにいれて、早く膨らませる

のってありですか?」



冬の発酵が遅いので、酵母を多めにいれて

発酵させたい!

と言ったご質問を頂きました。


確かに大手料理教室ではイースト多くし、

短時間で作られていますね。


最初に正解は・・・


A「1.5倍くらいまでならあり」


ある程度までは功を奏しますが、酵母が多すぎると

こんな弊害があります


①色が薄くて味気ない


②膨らまず、口当たりが悪くなる


③酵母くさいパンになる




・・沢山いれたら、よく膨らむと思いきや

その逆なんです。


酵母は生地の中の糖を食べ、ガスを出して

大きくなります。


それが、食べる酵母の人数が多すぎて、糖を

食べつくし、栄養が足りない状態になると

①②③のような弊害がでます。



では大手料理教室は、どうしてるかというと

「多めの餌(砂糖10%以上)」と「短時間発酵」

乗り切っています。


餌を多く与えて、食べる時間を短くして、

酵母が元気に働ける状態を作っているんです。


そのため、短時間で完成させることを

可能にしています。


ただ、やはりパン生地はゆっくり発酵

させることで熟成されて旨味がでます。

比較すると味の違いは歴然ですね。


ちなみに、2月のデニッシュは酵母は普段より

ちょっぴり(0.6%)多めにしています。


味に影響なく、スムーズに発酵することを

目的として行っています。

参考にして下さい。

チョコのハートパン・帽子パン

毎月一回の公開youtubeライブ。


明日、2月13日(日)10時からは

「チョコの帽子パンとハートパン」




バレンタインにぴったりなパンを2種作ります。

一日早く、プレゼントしてもOKでしょう!?

お子さんのご参加も大歓迎です!


2月13日(日)10時から13時半

https://youtu.be/OieVAOoxPkc


材料は各自でご用意ください。

【材料はこちら(ハート2個・帽子3個分)】

・国産強力粉(はるゆたかブレンド)120g(カメリア可)
・薄力粉30g
・無糖ココア 5g

・塩 3g
・砂糖 10g

・白神こだま酵母 3g(インスタントドライイースト可)
・無塩バター20g
・牛乳 30g
・全卵 30g
・水  30g(カメリアの時は水35g)
・板チョコ1枚(約50g)

★初めて作る方は、スーパーでカメリアとインスタントドライイーストを購入して下さい。


【帽子用のクッキー生地】

・無塩バター 30g
・卵     30g
・砂糖    30g
・薄力粉   30g
・無糖ココア 5g

甘さとほろにがさが絶妙なパンです。

美味しくて可愛いですよ!!

 

 

本当に誰かにプレゼントしたくなるパンです。



当日の配信はこちらから

https://youtu.be/OieVAOoxPkc




★つくれぽ、質問はこちらにぜひお寄せ下さい!
https://line.me/R/ti/p/%40gka8779i


それでは、明日またお会いしましょう!

折り込み生地がずれる理由4つ

【折り込み生地がずれる理由4つ】


オンラインサロン、もぐパンの部屋からの質問です。


Q「折り込み生地を作る場合、回数を重ねるうちに


だんだんずれて角が丸くなります。


粉が少ないからでしょうか?」



これは、教室でもよく起こる現象で、


だんだんずれていく方が多いです。


ずれると、その部分は層が均一ではないので、


食感に影響します。


切り落とすことも可能ですが、少しでも

きれいな層を残したいですね!



ズレなく折り込むポイント4つにまとめました。


①一番最初に、生地とバターを重ねる際、それぞれ

を均一な厚みにして重ねること。



生地の一部の重なりが多かったリすると、

その部分が分厚くなります。

そこへめん棒をかけると、分厚かった箇所の生地が

他よりも伸びてしまい、ずれの原因となります。




②打ち粉をしっかりふること

質問者さん、正解です。

粉が少ないと、下の生地が張り付いてしまい、

上ばかり伸びてずれていきます。


③めん棒は均一な力でかける


自分は左右対称にかけているつもりでも、

右ばかり強い・・なんてこともあります。

結果右ばかり伸びた生地になります。



④折りたたむ際は、粉はらいと霧吹きをする

粉のせいで生地が滑ってずれる原因になります。

霧吹きは「糊付け」の役割があります。


折り込み一つでも、デニッシュは本当に

注意する点が多いですね。

この季節ならでは、、ですので、ぜひチャレンジを

してみませんか?

今月の品川教室と、オンラインサロンで作ります。

明日は肉まんの材料を揃えましょう


【明日は肉まんの材料そろえましょう】


あなたは、ご自宅で肉まん、あんまん

を作ったことはありますか?



手作りの中華まんは、市販品とは別物!

本当に本当に美味しいんです!!


まだ作ったことがなければ、,

23日(日)10時からのyoutubeライブで

一緒に肉まん、あんまんを作りませんか?



https://youtu.be/RDY9yRuy0uA


上記のページから配信します。


 

 

材料は以下を用意し各自でセットしてください。



【生地の材料(5個分)】


・国産強力粉(はるゆたかブレンド)75g(カメリア可)

・薄力粉(なんでもOK)75g

・きび砂糖8g

・塩3g 

・白神こだま酵母3g(ドライイースト可)

・温水85g(カメリアの時は93g)

・サラダ油6g



【肉まんの具の材料(5個分)】(配信中に一緒に作ります)


・豚挽肉100g

・生しいたけ1枚(粗みじん切り)

・ゆでたけのこ10g(粗みじん切り)

・長ねぎ1/4本(粗みじん切り)

・しょうが2g(すりおろし)

・ごま油大さじ1

・醤油大さじ1  

・紹興酒(なければ料理酒)小さじ1/2

・砂糖小さじ1/2

・片栗粉大さじ1/2

・片栗粉をとかす水大さじ2


・塩コショウ少々


【あんまんの材料(5個分)】

・お好きなこしあんか粒あん 125g
(一つの中華まんに25g入ります)



★沢山作りたい人は生地を2倍にし、肉まん5個あんまん5個

ずつ作って下さいね!


★ちなみにオーブンは使いません。蒸し器を使いますので

ご用意ください。



このページから配信します。

https://youtu.be/RDY9yRuy0uA




昨日は我が家は20個作りましたが、

30分もかからず完食!


一体どこに消えるのか・・我が家では中華まんは

飲み物認定されています(笑)



冬の冷蔵発酵のパンはゆっくりと

【冬の冷蔵発酵パンはゆっくりと】


「冷蔵発酵のパンは、最大何時間

冷蔵庫に入れて大丈夫ですか?」



という質問がありました。


冷蔵発酵は発酵状態が見て確認できない

ため判断に迷いますが、最大24時間

思っていただくと良いと思います。


とくに今の季節は24時間を優に超え、

48時間後でもよく膨らむときがあります。


冬はこねあげ温度や冷蔵庫の庫内温度も

低いので、その影響で発酵ものんびりです。



また生地によっても違います。


リーンな生地は冷蔵発酵でも発酵早め、

リッチな生地はゆっくり目です。



その時の季節や気温、生地の配合によって

違うので、調整してみてくださいね!



ちなみに、今月のあん柚子デニッシュの

冷蔵発酵時間は17時間くらいとっています。


冬×リッチな生地


ということで、発酵時間が長くなる要素が

二つ重なっています。


長くとった方が生地の元気がよく、二次発酵

が短くすすみます。


いろいろためして、ちょうどよい所を見つけ

ています。

低温長時間発酵のパンが膨らまない

【Q:低温長時間発酵のパンがふくらまない!】



先日、ゆみパン劇場オンラインサロン内で

「低温長時間発酵のパンが膨らまない!」

という質問がありました。


・・・わかります!!!


低温長時間発酵パンは1次発酵は季節

問わず室温でとります。

しかし、冬だけはちょっと工夫しないと

上がってこないんです。



私のやっていた方法は、


①朝早くに生地を作り、日なたにおく方法。


②25~30度の発酵機に入れて発酵をとる方法




①は薄いカーテン越しの日なたに7~8時間

置いていました。

★午後2時までの強い日差しを利用します。



②夕方や夜は室温だと膨らまないので、発酵機に

入れました。25度なら7時間、30度なら5時間

くらいであがってきます。



そして線まで膨らんでから野菜室にいれると

その後は順調です。



低温長時間発酵のパンをまだ体験したことがない方には

こちらの講座がお勧めです!


https://peraichi.com/landing_pages/view/gk9aq/